野の花会のこころみ

法 人 理 念
○ 福祉文化の創造 ご入居されている方の生活のすべてを文化ととらえる
社会福祉法人野の花会は、昭和63年6月、特別養護老人ホーム「加世田アルテンハイム」を創設し事業を開始しました。その4年後、全国で2番目に個室をつくりました。これは野の花会が一人ひとりの人間としての尊厳をいかに大切にしているかということがわかります。
 当法人の基本理念は一貫して「福祉に文化を」をテーマとし、お年寄りの生活の質の向上はもとより、一人の人間としての誇りや尊厳を大切に考え、「建物や環境による感化は大きい」という理事長の考えのもとに、建物も一つの作品として地域に存在し、室内も芸術性の高い絵画や彫刻を配置し、芸術文化と生活文化を取り入れ、そこで生活されてる方々の生活を全て文化と考え、生活空間づくりに努めてきました。
この理念が大きく社会に認められたことの一つとして日野原重明先生と建築家 安藤忠雄氏が提唱され創設された第一回「癒しと安らぎの環境賞」で聖路加国際病院や千葉の亀田病院グループや鎌田實先生の諏訪中央病院と共に最優秀賞を頂いたことです。
 特に終末期を家族とともに過ごす「メモリアルルーム野の花」は日野原先生にも評価を頂きました。その時の安藤忠雄氏の選評は「建物の中に十分な自然採光がとられており、絵に囲まれて暮らすことができる。家具や調度品の一つ一つに気配りが見られ、高い質の文化的生活を送ってもらおうとする配慮がされている」といったものでした。
 社会福祉法人野の花会ではこの理念が仕事に生かされるようスタッフ一人一人が大切にし、これからも更に科学的介護、医学的根拠に基づいた質の高い介護を目指し、地域で最も愛され、信頼される事業に取り組み、「福祉に文化を」のテーマを永遠に追及していきます。
 

寝たきりになら連

 お年寄りが「いきいきと輝き、すこやかに老いる」ことを目標に、「寝たきりになら連」は徳島県で生まれました。
 有名連がひしめく桟敷席に「新のんき連」に導かれ大きな拍手をいただいて、デビューしました。

おはら祭での寝たきりになら連
たとえ障害をもっても、前向きに輝いて生きることはお年寄りの願いです。踊りは、人々の気分を高める力を秘めています。楽しく踊ることができるという自信はその人を輝かせます。
 心が躍れば体も踊る「ねたきりになら連」の活動は全国に広がり、障害を持った方もお年寄りも祭りに参加し、楽しめるノーマライゼーションの社会を目指しています。踊りや音楽の持つ魅力を日常に生かして、生活の質までも高めようというものです。
私たち野の花会の「寝たきりになら連」は、地域のかせだ祭り、鹿児島のおはら祭り、ケア付き阿波踊り、東京渋谷おはら祭りなどに参加し、多くの感動をいただきました。
 皆様、それぞれの地域で「寝たきりになら連」を立ち上げ、全国共通の黄色の鮮やかな浴衣を着て、どこかの祭りでお目にかかれることを願っています。
Watch me!!
輝いて生きる私をみて!
野の花会「寝たきりになら連」にあなたもご参加を!!
寝たきりになら連」について    踊らにゃそんそん〜♪
平成5年、介護医療の草分け的存在である当時の伊豆逓信病院副院長、大田仁史先生の
「阿波おどりが誰でもできる踊りなら、障害を持ったお年寄りでも踊れるのでは…。」という一言が
ヒントになりました。そして、徳島老人ケア研究会の石川富士郎会長を実行委員に結成され、多くの
ボランティアの力を借りて運営されています。さらに、この活動を知った新のんき連の姓億政明さんが
協力を申し出てくれたことがおおきな助けとなっています。
平成5年以後、毎年8月の徳島での阿波おどりに参加しています。
はじめて参加した夏、あの演舞場を埋め尽くした観客の方々からの「うおーっ」という歓声に、
興奮と感動を覚えました。脳血管障害などで手足の麻痺などがある方でも、症状が安定していれば
徳島県内外を問わず参加できます。阿波おどりというのは、まさに「おどらなそんそん」で、その楽しさは
自ら参加し、自ら踊ってみないとわかりません。
体の不自由なお年寄りも、自宅や病院に引きこもらず、私たちと一緒に街にくりだしましょう。
鹿児島では野の花会がおはら祭り、加世田祭りに参加しています。
    
Watch me!!          車椅子からおりて踊りだす          心も体も踊る
(心が踊れば体も踊る)
    
スタッフも心あわせて      インドネシア介護士も       Watch me Watch me
    
見にこられたご家族と        輝いている私をみて!         大切な水分補給

摂食嚥下リハビリと口腔ケア
○ お食事は人間として最期まで口から
○ 摂食嚥下(えんげ)訓練の継続
○ 口腔ケアの徹底
○ 歯のないお年寄りゼロをめざしてみんなでビフテキを食べよう!
○ 義歯を自分の歯として使いこなそう。
常勤の歯科衛生士が全施設で口腔ケアに関わっています。

認知症予防
認知症専門外来(もの忘れ外来) 併設クリニック内
・認知症予防教室
・脳活性リハビリ
・認知症専門外来のフォローアップとして脳活性リハビリを行う
 デイサービス「遊びたり」
  うれし家  の開設

南さつま市における高齢社会 先駆的事業(平成20〜22年度)
厚生労働省も2020年を目標に取り組んでいます。
日本生命財団助成による事業
テーマを支えあう、ひろがる 尊厳に満ちる町でかけがえのないあなたの最期を
                   〜トータル支援パスで思いをつなぐ〜
とし、医療・福祉・保健そして地域との連携を含んだトータルな支援システムを構築する。
「トータル支援パス」(お一人おひとりの生活歴・生活習慣・生活機能などをより良い支援を行うための情報をまとめた一つのパス)の構築により、医療連携パスや福祉サービスネットワークを通して尊厳あるケアの実現を可能にしていく取り組みです。

災害時でもあわてないために。
野の花会では災害時の非常用物資支援協力に関する協定を南さつま市との間で結びました。
 このたび、社会福祉法人野の花会と南さつま市との間で大規模災害時における非常用物資の支援協力について協定を結びました。
 ご存知のように、昨年の東日本大震災では地域・公共施設・福祉施設などで非常用物資の調達が非常に困難だった事例があり、これを教訓に南さつま市にある大規模施設等と行政があらかじめ支援物資を相互備蓄する必要が急務であり、今回の協定締結となりました。
避難時には入居者・家族・職員が優先されますが、可能な限りにおいて地域の皆様のために、備蓄物を法人以外に南さつま市が利用できるようになりました。実践のために内匠が東京で研修を受けてきました。






庶務課 内匠

本坊市長から理事長へ協定書が渡されました

社会福祉法人 野の花会の「地域貢献事業」
〜トータル支援パスの地域運用について〜
2020年を目標に厚生労働省でも認知症連携パス(トータル支援パス)の開発を進めています。
私たちの取組はそのさきがけとなりました。
平成二十四年十月二十六日加世田アルテンハイム地域交流センターにて、「ニッセイ財団高齢社会先駆的助成事業」の事業完了報告会とその後今後の支援パスの地域での運用について会が開催されました。当日は、鹿児島県地域振興局保健福祉部、南さつま市地域包括支援センター、県立薩南病院、地域の各医療機関、介護保険事業所の方々が多くご参加頂き、これまでの取り組みと今後のあり方について検討がなされました。
三年の期間をかけ、大学や専門機関の皆様方のご協力を頂き「支援パス」ができました。二〇二〇年を目標に厚生労働省でも認知症連携パスの開発を進めており、今日の法人としての取り組みは、高齢者社会が求める地域支援のニーズを先駆けた取り組みでもありました。そして、この事業を是非、継続していきたいとの理事長の強い意志もあり社会福祉法人の地域貢献事業として法人で予算化も実現しました。
 「認知症になっても安心して住めるまち加世田」をめざし地域が連携してその暮らしを支えていく為にこの「支援パス」を活用頂き、病院や施設、自宅と暮らしの場や関わるサービスが変わっても、お一人お一人の思いが尊重されていくことを願いながら、支援パスの運用にかかる個人情報のセキュリティや機器の操作方法など二時間余り熱心に検討が進められました。その後、各医療機関、事業所へ順次パソコン端末が設置されています。

地域の病院にパソコン端末をお渡しする

事業完了報告会と今後の活動についての会議

ホームヘルパー養成研修事業
介護職員初任者研修講座(旧ホームヘルパー2級)
アルテンハイム講演会(毎年1回開催)